小児接種(5歳から11歳)
5歳~11歳の新型コロナウイルスワクチンの接種について
令和4年9月6日から、小児(5~11歳)に対する初回(1回目・2回目)接種、3回目接種ともに、努力義務が適用されました。
ワクチンを接種するためには、保護者の同意と立ち合いが必要です。接種を受ける人は、予防接種による感染予防の効果と副反応のリスク双方について理解した上で、接種を受けていただきます。同意なく、接種が行われることはありません。
ワクチンを接種していない人に対する差別、いじめ、職場や学校などでの不利益な取り扱い等は決して許されるものではありません。
なぜ小児(5~11歳)の接種に「努力義務」が適用されるようになったのですか。(厚生労働省)(外部サイト)
予防接種法における公的関与の規定(参照条文)(第30回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
接種対象者
初回接種(1・2回目接種)
佐伯市に住民票がある5歳から11歳までの方(5歳の誕生日の前日から12歳の誕生日の前々日まで)
※1回目接種時に11歳である方については、2回目の接種までに12歳になった場合であっても、2回目も5~11歳用のファイザー社ワクチンを使用します。
追加接種(オミクロン株対応ワクチン)※令和5年4月1日から
佐伯市に住民票がある5歳から11歳までの方で、初回接種(1・2回目接種)を完了している方
または、初回接種(1・2回目接種)、3回目接種(従来型ワクチン)を完了している方
※追加接種を受けるまでに12歳になった方は、12歳以上用の新型コロナワクチンの接種対象になります。
令和5年春開始接種(基礎疾患を有する方等)※令和5年5月8日以降の対応
基礎疾患を有する方その他重症化リスクが高いと医師が認める方はさらに追加で1回接種できます。

※佐伯市においては、追加接種(オミクロン株対応2価ワクチン)は令和5年4月1日からとなります。
接種費用
全額公費で接種を行うため、無料で接種できます。
接種期限
初回接種(1・2回目接種)
令和6年3月31日まで
追加接種(オミクロン株対応2価ワクチン)※令和5年4月1日から
令和5年の秋から冬の接種開始までとされています。
令和4年秋接種が終了する令和5年5月7日までに追加接種を未接種の場合は、令和5年の春開始接種として令和5年5月8日以降も1回接種できます。
令和5年春開始接種(基礎疾患を有する方等)※令和5年5月8日からの予定
令和5年の秋から冬の接種開始までとされています。
接種券の送付について
初回接種(1・2回目接種)
これから5歳になる方の接種券については、誕生日の3日前に順次発送します。
追加接種
前回接種を完了した日からの接種間隔を踏まえて順次発送予定です。接種券が届き次第予約できます。
前回接種を完了した日から3か月が経過した日以降、すぐに12歳になる方へは5~11歳の方向けの説明資料とあわせて12歳以上の方向けの説明資料もお送りします。接種券と予診票はそのまま12歳以上の接種でもご使用いただけます。
前回接種を完了した日から3か月が経過するまでに12歳になる方は12歳以上の接種対象となります。
予約について
ワクチン接種を希望される方は、予約コールセンターまたは予約サイトから予約をしてください。
実施機関名 | 住所 | 予約方法 |
---|---|---|
桑畑小児科医院 | 佐伯市中村東町10番5号 | 予約コールセンターまたは予約サイト |
塩月内科小児科医院 | 佐伯市7238番地1 | 予約コールセンターまたは予約サイト |
西田病院 | 佐伯市鶴岡西町2丁目266番地 | 予約コールセンターまたは予約サイト |
接種するワクチンと回数・間隔・対象年齢
1・2回目接種時 5~11歳 | 1回目接種時 11歳 2回目接種時 12歳 | |
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接種種別 | 小児接種 | 小児接種 |
接種する ワクチン | ファイザー社 小児用ワクチン | ファイザー社 小児用ワクチン |
接種回数 | 2回 | 2回 |
接種間隔 | 3週間 | 3週間 |
3回目接種時 5~11歳 | 4回目接種時 5~11歳 | 3・4回目接種時 12歳以上 | |
---|---|---|---|
接種種別 | 小児接種 | 小児接種 | 追加接種 (オミクロン株対応ワクチン) |
接種する ワクチン | ファイザー社2価ワクチン (5~11歳用、BA.4-5) ※令和5年4月1日から | ファイザー社2価ワクチン (5~11歳用、BA.4-5) ※令和5年4月1日から | ファイザー社オミクロン株対応 2価ワクチン モデルナ社オミクロン株対応 2価ワクチン |
接種回数 | 1回 | 1回 | 1回 |
接種間隔 | 2回目接種から 3か月 | 3回目接種から 3か月 | 2・3回目接種から 3か月 |
小児接種を実施する全ての医療機関でファイザー社の子ども用ワクチンを使用します。(ファイザー社の12歳以上のワクチンと比べ、有効成分が1/3になっています。)
Q.接種する量や回数は成人と同じですか。(厚生労働省)(外部サイト)
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。
新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
なお、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能ですが、同時接種を希望される方は必ず医療機関へお問い合わせください。
1回目接種時または3・4回目接種時に12歳以上のお子様は、12歳以上が接種しているワクチンを接種することになります。
12歳以上のワクチン接種でも「接種券が印字された予診票」は引き続き使用できますので、捨てないようご注意ください。
小児用ワクチンに関する最新の情報は厚生労働省ホームページ(外部サイト)にてご確認いただけます。
5~11歳の子どもへの接種(小児接種)についてのお知らせ(厚生労働省)(外部サイト)
接種当日の注意事項と持ち物
注意事項
必ず保護者の方が同伴していただくようお願いします。(難しい場合は、普段から接種を受ける方の健康状態を把握している親族の方等が、保護者の方からの委任を受けて同伴可能です。委任状は不要ですが、予診票には保護者の方が署名をお願いします。)
接種される本人や、同伴される保護者の方に熱があるなど、体調がすぐれない場合は予約を取り消し、別の日に接種してください。
当日は肩を出しやすい服装でお越しください。
当日の持ち物
- 封筒の中身一式
- 本人確認書類:マイナンバーカード、健康保険証
- 母子健康手帳
※ 接種履歴等を確認するため、母子手帳が必要となりますので必ずご持参ください。
小児接種の効果・副反応について
接種により期待できる効果と、副反応等のリスクの双方について考慮していただき、接種を受けるお子さまご本人ともご相談の上で接種について判断してください。
新型コロナワクチンの効果
ファイザー社のワクチンは、5~11歳の小児においても、デルタ株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。オミクロン株に対しても、感染予防効果が期待されています。
Q.小児(5~11歳)の接種では、どのような効果がありますか。(厚生労働省)(外部サイト)
新型コロナワクチン接種による副反応
12歳以上の方と同様、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱等、様々な症状が確認されていますが、殆どが軽度又は中等度であり回復していること、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
Q.小児(5~11歳)の接種にはどのような副反応がありますか。(厚生労働省)(外部サイト)
なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談してください。
接種後、すぐに現れる可能性のある症状について
アナフィラキシー |
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血管迷走神経反射 |
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接種後、数日以内に現れる可能性のある症状について
症状が出た人の割合 | 症状 |
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50%以上 | 注射した部分の痛み、疲れた感じ |
10%~50% | 頭痛、注射した部分の赤み・はれ、筋肉痛、寒気 |
1%~10% | 下痢、発熱、関節痛、嘔吐 |
数日以内に現れる症状は、注射した部分の痛みが一番多く、1回目で74%、2回目で71%でした。受けた日の夜や次の日に痛みを感じる人が多い傾向です。
疲れた感じや発熱などは、2回目の後の方が多く現れ、38℃以上の発熱は1回目で2.5%、2回目で6.5%でした。
ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。
ワクチン接種後数日以内にお子様に胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。
なお、心筋炎と診断された場合は、一般的には入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復します。
米国では、新型コロナワクチン接種後の心筋炎の報告率は、5~11歳の男子の方が12~17歳の男子より低いとされています。
ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。
接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
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厚生労働省の小児接種に関する情報
基本情報をはじめ、ワクチンの効果や副反応など小児接種に関する様々な情報が掲載されています。
接種に関する関連資料
日本小児科学会
日本小児科学会が感染状況とワクチンに関する知見や、ワクチン接種の考え方について発表したコメントが掲載されています。
- 5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方(日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会)
- 新型コロナウイルスワクチン接種に関する、小児の基礎疾患の考え方および接種にあたり考慮すべき小児の基礎疾患等(日本小児科学会)(外部サイト)
ファイザー社
保護者の方や被接種者の方向けに、接種の安全性や副反応等について説明された資料が掲載されています。